情報Ⅱとは何か?大学入試には出題される?

情報Ⅱとは何か?大学入試には出題される?
目次

情報Ⅱとはどのような科目か

高等学校の共通教科「情報」には、必履修科目である「情報Ⅰ(情報1)」と、発展的な選択科目である「情報Ⅱ」があります。

このサイトで主に取り扱うのも「情報Ⅰ」ですし、ネットで調べて出てくるのも「情報Ⅰ」についての情報が多いです。

情報Ⅱは、情報Ⅰで身に付けた基礎の上に、より高度な情報活用能力を育成する科目です。

将来、理工系に進む生徒だけでなく、データや情報技術と関わるすべての分野に関心のある生徒にとって重要な内容を扱います。

本記事では、学習指導要領に基づいて情報Ⅱ(情報2)の位置付けと内容、そして大学入試との関係について整理します。

情報Ⅱの位置付け

共通教科「情報」における科目構成

平成30年告示の高等学校学習指導要領では、共通教科「情報」は次の2科目で構成されています。

  • 情報Ⅰ(2単位、必履修)
  • 情報Ⅱ(2単位、選択)

情報Ⅰは全ての生徒が履修します。

情報Ⅱは、情報Ⅰの発展的内容を扱う選択科目です。

学習指導要領解説では、情報Ⅱは「情報Ⅰにおいて培った基礎の上に、問題の発見・解決に向けて、情報システムや多様なデータを適切かつ効果的に活用する力やコンテンツを創造する力を育む科目」と説明されています 。

選択科目なので、学習しない(できない)高校もあります。

情報Ⅰとの関係

情報Ⅰでは主に次の内容を扱います。

  • プログラミングの基礎
  • モデル化とシミュレーション
  • ネットワークと情報セキュリティ
  • データベースの基礎
  • 情報デザイン
  • 情報モラル

情報Ⅱは、これらの基礎を前提に、より高度な情報技術や社会との関わりを扱います。

したがって、情報Ⅱは情報Ⅰと「別の科目」ではなく、「情報Ⅰの発展」と理解するのが適切です。

情報Ⅱで学ぶ内容

情報システムとデータ活用

情報Ⅱでは、情報システムの構成や仕組みを扱います。

情報システムとは、目的を達成するために、情報を収集・処理・保存・提供する仕組みです。簡単にいってしまうと、情報システムとは、コンピュータ単体ではなく、目的を達成するための仕組み全体のことです。

また、ビッグデータなど多様なデータを活用し、問題を発見・解決する方法を学びます。

近年何かと話題になる、データサイエンティストの仕事につながる基礎的能力の育成を目的としている内容だと思います。

人工知能・ビッグデータ

人工知能は、ここ数年で一気に広がりました。今後も非常に重要な技術になってくるはずです。

ビッグデータは、データの活用それ自体だけでなく、人工知能の学習にも必要になります。

これらの技術と社会との関わりについて学習します。

仕組みの詳細な専門理論ではなく、社会における役割や影響を科学的に理解することが目的です。

コンテンツの創造と活用

多様なコンテンツの制作や活用についても扱います。

情報デザインの視点を踏まえ、目的に応じて適切な表現を選択する力を育てます。

情報技術の発展と社会

情報技術の発展の経緯と情報社会の進展との関係を学びます。

技術が社会に与える影響だけでなく、社会の変化が技術開発に与える影響についても考察します。

大学入試で情報Ⅱは出題されるか

大学入試で情報Ⅱは出題されるのでしょうか。出題されるとすれば、情報Ⅱの重要性は一気に高まります。

共通テストとの関係

大学入学共通テストでは「情報Ⅰ」が出題科目として設定されています。

現行制度では、情報Ⅱは共通テストの出題範囲ではありません。

情報Ⅱを学習することによって、情報Ⅰの問題が解きやすくなることはあるかもしれませんが、基本的には、共通テストは情報Ⅰの勉強だけで十分です。

個別試験・総合型選抜での扱い

一部の大学では、個別試験や総合型選抜、学校推薦型選抜において、情報に関する学力や探究活動を評価する場合があります。

個別試験で、情報Ⅱを出題するとしている大学もあります。

ただし、全国一律に「情報Ⅱが必須」とされているわけではありません。

結論

一部の大学の個別試験で出題されます。このため、自分の志望する大学・学部の入試科目を確認し、情報Ⅱがあれば積極的に勉強する必要があります。

勉強するべき?

高校生は、情報Ⅱを勉強するべきでしょうか。

個別試験で情報Ⅱが出題される大学を受験する場合、もちろん勉強するべきです。

では、個別試験で情報Ⅱが出題されない大学を受験する場合はどうでしょうか。

情報Ⅱの内容自体は、工学部や理工学部、特に、情報工学、電気工学、通信工学に関連する学科を志望する学生にとっては有用な情報になります。

高校生のうちに情報Ⅱを学習しておけば、入学後に単位を落とす確率が低くなり、留年のリスクを減らせるかもしれません。

しかし、これらの知識が役に立つのは、入学後ということになります。入学できなければ、これらの知識を活かすこともできません。まずは入学することを考えるべきでしょう。

従って、個別試験で情報Ⅱが出題されない大学を受験する場合、情報Ⅱを積極的に勉強する必要はありません!

まとめ

情報Ⅱは、情報Ⅰの発展科目として、情報システムやビッグデータ、人工知能、コンテンツ創造などを扱う選択科目です。

大学入学共通テストの出題範囲は情報Ⅰですが、情報Ⅱが個別試験で出題される大学もあります。

自分の志望する大学・学部に応じて情報Ⅱを勉強するかどうかを決めましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次